thumb|250px|動員数の推移 [[画像:Raverin.jpg|thumb|エッセン 2007]] ラブパレード(LOVE PARADE)は、毎年7月にドイツ(過去はベルリン)で行われる世界最大規模のレイヴである。 ベルリン市内の6月17日通りを行き来する多数のフロート(サウンド・システムを積んだトレーラー)を中心に参加者が踊り、練り歩く。終盤には戦勝記念塔下に皆が集結し、ファイナルギャザリングでのDJプレイでクライマックスを迎える。「パレード」の名の通り、本来は政治的デモ行動として行政当局にも開催を認められていた。 開始は1989年。当初はDJであるDr.Motteにより始められた150人程の小さなパレードであったが、毎年参加者が増え続け、ピークの1999年には国内外から最高の150万人を動員した。しかしその反面、現在ではもはや単なる商業的・観光的イベントになったという批判もあり、パレード終了後の膨大なゴミ問題なども深刻化。行政当局もデモではなく商業イベントという判断から開催費用捻出を拒否するようになり、2004年には資金難を理由に中止を余儀なくされた。その後、2005年も開催を見合わされたが、フィットネス事業などを手がけるMcFit社をメインスポンサーに迎え"The Love is back and alive!"をキャッチコピーに2006年7月15日に3年ぶりに開催された。 その後、ベルリン市が開催を拒否。2007年以降は、エッセンやドルトムントなど各都市が毎年待ちまわりで開催されることとなった。 日本からはドイツ・テクノシーンと関係の深い石野卓球などがDJとして参加しており、特に石野は1998年にはパレードのフィナーレを飾るベルリン戦勝記念塔広場でのファイナル・ギャザリングでもDJプレイしている。 また近年では、名称がライセンスされ世界各地でラブパレードの名を冠したイベントが開催。ベルリンにおいては開催時期に「ラブウィーク」と称して多数のパーティ・イベントが行われている。