夏のない年(なつのないとし、英: Year Without a Summer)は、北ヨーロッパ、アメリカ合衆国北東部およびカナダ東部において夏の気候異常により農作物が壊滅的な被害を受けた1816年を指す 。この年の気候異常は太陽活動の低下と前年までの数年間、大火山の噴火が続いたことによる火山の冬の組み合わせにより引き起こされたと見る向きが大多数である。1815年のインドネシア中南部、スンバワ島に位置するタンボラ山の噴火は過去千六百年間で最大規模である。歴史家のジョン・デクスター・ポストは「夏のない年」を「西洋において最後で最大の危機」と呼んだ。
夏のない年(なつのないとし、英: Year Without a Summer)は、北ヨーロッパ、アメリカ合衆国北東部およびカナダ東部において夏の気候異常により農作物が壊滅的な被害を受けた1816年を指す 。この年の気候異常は太陽活動の低下と前年までの数年間、大火山の噴火が続いたことによる火山の冬の組み合わせにより引き起こされたと見る向きが大多数である。1815年のインドネシア中南部、スンバワ島に位置するタンボラ山の噴火は過去千六百年間で最大規模である。歴史家のジョン・デクスター・ポストは「夏のない年」を「西洋において最後で最大の危機」と呼んだ。