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董承
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董承(とうしょう)とは、中国の後漢末の人物。約2名ほど存在する。 1. * 董承 (隴西董氏) : 字は孟高。隴西郡臨洮県の人。董卓のひとり息子で、20歳前後で夭折した。 2. * 董承 (河間董氏) : 河間郡の人。孝仁董皇后(永楽太后)の従子(従兄の子)、驃騎大将軍の董重(子高)の族弟、董貴妃の父。はじめは、牛輔(董卓の女婿)の部曲(自軍の配下)をつとめた。牛輔が部下の攴胡赤児(支胡赤児)に暗殺されると、しばらくは長安付近に潜伏していた。やがて、李傕・郭汜(郭侈)・張済・樊稠らが勢力争いして、それに紛れて愍帝(劉協)は士孫瑞らの手引きで、長安を脱出した。これを聞いた董承は士孫瑞らと連絡をとり、軍勢を率いて従子である愍帝のもとに駆け付けた。外従父が援助したことを喜んだ愍帝は、その娘を側室にして、彼を安集将軍に任じた。やがて董承は黄巾党の一派であった白波党の頭目である楊奉と、兗州刺史の曹操に援軍を要請して、見事に李傕らを撃退して洛陽に再遷都することに成功し、その功で衛将軍~車騎将軍を歴任した。しかし、そのために曹操が次第に勢力を得て、これを危惧した愍帝の密書を受けて「打倒曹操」の計画を、王服・呉碩(呉子蘭)・种輯ら練った。さらに劉備・馬騰(馬超の父)も誘ったが、両人とも途中で逃げられたために、200年正月に計画は露見されて、曹操によって処刑された。彼の娘の董貴妃は愍帝の子を懐妊していたが、曹操は許さずに愍帝の嘆願を強引に振り払って、彼女を絞殺した。
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董承(とうしょう)とは、中国の後漢末の人物。約2名ほど存在する。 1. * 董承 (隴西董氏) : 字は孟高。隴西郡臨洮県の人。董卓のひとり息子で、20歳前後で夭折した。 2. * 董承 (河間董氏) : 河間郡の人。孝仁董皇后(永楽太后)の従子(従兄の子)、驃騎大将軍の董重(子高)の族弟、董貴妃の父。はじめは、牛輔(董卓の女婿)の部曲(自軍の配下)をつとめた。牛輔が部下の攴胡赤児(支胡赤児)に暗殺されると、しばらくは長安付近に潜伏していた。やがて、李傕・郭汜(郭侈)・張済・樊稠らが勢力争いして、それに紛れて愍帝(劉協)は士孫瑞らの手引きで、長安を脱出した。これを聞いた董承は士孫瑞らと連絡をとり、軍勢を率いて従子である愍帝のもとに駆け付けた。外従父が援助したことを喜んだ愍帝は、その娘を側室にして、彼を安集将軍に任じた。やがて董承は黄巾党の一派であった白波党の頭目である楊奉と、兗州刺史の曹操に援軍を要請して、見事に李傕らを撃退して洛陽に再遷都することに成功し、その功で衛将軍~車騎将軍を歴任した。しかし、そのために曹操が次第に勢力を得て、これを危惧した愍帝の密書を受けて「打倒曹操」の計画を、王服・呉碩(呉子蘭)・种輯ら練った。さらに劉備・馬騰(馬超の父)も誘ったが、両人とも途中で逃げられたために、200年正月に計画は露見されて、曹操によって処刑された。彼の娘の董貴妃は愍帝の子を懐妊していたが、曹操は許さずに愍帝の嘆願を強引に振り払って、彼女を絞殺した。